3.日本とアジアのみらいを考える
前項のように、「人口減少」「少子高齢化」問題に対して、労働力の確保としての移民、という安易な解決策に疑問を投じます。まずは、日本が、自分たちの力でこの問題を克服していくことが、すべてのスタートになるのではないでしょうか。その上で、アジアに広く貢献できるように、日本を魅力のある国にしていくこと。今こそ、本当に豊かなみらいを、ひとりひとりが考えていくべき時なのではないでしょうか。
アジアの中には、親日的な国、そうでない国、どちらも存在します。それは、歴史に対する認識、あるいは様々な外交上の理由から生まれるものです。しかし、民間からできることは、社会貢献すること。これに尽きるのではないでしょうか。これからは、アジアの国の人々にとって、本当の意味で役に立てるようなビジネスをもってして、海外に進出するべきだと当グループは考えます。それが、延いては日本の魅力となり、日本とアジアの豊かなみらいへとつながるのではないでしょうか。
また、すでに日本に住む海外からの移民に対して、できることもあるのではないでしょうか。政策を議論する前に、個人として、目の前の人を幸せにできないひとが、幸せな日本のみらいを作っていけるとは思えません。国内・国外への貢献、その両輪が回ることで、よりよいみらいが見えてくるはずです。当グループでは、業種の垣根を越え、国内外への社会貢献を考えることで、民間から、日本のみらいを変えていけると確信しています。
「アジアの中の、ひとつの国」と、大きな視野をもって、日本とアジアのみらいを考えていきましょう。